2018年6月15日金曜日

2018年6月3日 大雄丸タイラバ釣行 (その2)



初めまして。

今年の4月に入社させて頂きました、MOMOIフィッシングの久世です。

魚と釣りを愛する22歳、社会人1年目です。よろしくお願いします。



201863日(日曜)に兵庫県の明石に鯛ラバ釣行に行って参りました。

MOMOIから参加のメンバーは、原田・加藤・宮田・平・久世の5名でした。



私自身、幼いころ釣りが大好きで、釣り歴も12年程になるのですが、今回が初めての船釣りでした!前日は遠足の前の日の様なテンションで、なかなか寝られず、眠い目を擦りながらの釣行となりました。

今回お世話になったのは、兵庫県神戸市須磨に拠点を構える「大雄丸」さんです。

午前5時に、須磨水族園横の港へ到着し、各々がタックルの準備を始めます!

大物が食いついても切れないように、丁寧にFGノットを組み、しっかりと締め込みます。

今回の釣行で初めてMOMOI SHOCK LEADERを使用したのですが、こちらはナイロン製の為、フロロカーボンと比較しても適度に柔らかく、FGノットを組む際に、とても扱いやすいと感じました!もう他のリーダーには戻れないです!!

今回の釣行に使用したラインは、MOMOI JIGLINE MX8 PRO0.8号とMOMOI NYLON SHOCK LEADER 12LBです。

ラインシステムを組み、どの鯛ラバを結ぶか迷います!

この瞬間!ワクワクが止まりませんね!大好きな時間です!

悩んだ末、船長おすすめの赤の鯛ラバ(100g)をセットしました。準備OK!後は釣るのみです。



船に乗り込み、明石周辺のポイントまで移動します。

ちょうど日の出の時間帯と重なり、美しい景色を見ながらの、優雅なクルージングです。





釣りでもしていなければ、日の出なんて見る機会はあまり無いのではないでしょうか。

なんて贅沢な時間なんでしょう!これも釣りの醍醐味です!

そんな事を考えているうちに、ポイントに到着です。

船長の合図とともに、一斉に釣りがスタートします。



鯛ラバは初めてだったので、周囲の方に教わりながらのスタートです。

まずはラバージグを底まで落とします。そして、着底後すぐに巻き上げを開始します。

この巻き上げが、一番重要なポイントらしく、一定の速度を保つ、等速巻きを行います。

巻き上げの途中でジグが揺れると、タイが警戒して喰いつかないらしく、竿先を動かさないように意識して、やや下に向けます。

「底から~メートル。」と、船長からのアナウンスに合わせて、フォールと巻きを繰り返しながら、そのタナの付近を探っていきます。アタリがないときは、巻き上げの速度を遅くしてみたり、早くしたりと、変化させるのも有効だそうです。ただ、この時も巻き上げの速度を一定に保たなければなりません。

アタリがあった場合は、アワセを入れず、竿先を下に向けたまま、等速巻きを続けなければならないそうです。ここで竿を立ててアワセてしまうと、魚をバラしてしまう可能性が高いとのことでした。とても集中力の求められる釣りです。



今回、私は鯛ラバ用のタックルを持っていなかったので、バス用のベイトタックルで挑みました。鯛ラバ用のタックルを持っている方々は、リールにカウンター機能が付いており、ジグがある水深が分かるようになっています。ところが私のリールには、そんな便利な機能は付いていません。でも大丈夫です!今回使用ラインのJIGLINE MX8 PROは、マルチカラーとなっており10mおきにカラーが変化するので、底を取りやすく、また、船長の指示通りのタナを攻めることが出来ました!



「きた!!」

チームMOMOIではない、一般の方にアタリがきます!

釣りが始まって30分も経たないうちに、大雄丸の最初の一匹が上がりました。

サイズは30㎝程と小ぶりでしたが、船上の士気も高まった様でした。

船の上でピチピチと跳ねるマダイを目の当たりにし、竿を握る手にも力が入ります!

「今日は絶対釣ってやる!」私は、自分にそう言い聞かせました。



というのも、実は、加藤と私は、昨日も釣りに行っていたのです。

午前4時に起床し、ポートアイランド北公園にてルアーフィッシングを行いましたが、2人の釣り竿には、生命反応は一切ありませんでした。

「土日を通してボウズで終わるわけにはいかない!」

私は、リベンジに燃えていました。



しかし、



私の竿には、一切アタリがありません。

私どころか、チームMOMOIの誰ひとりとして、アタリがありません。

我々チームの周辺は、嫌な空気に包まれていました。

「もしかしたら、今日もボウズのまま終わってしまうのではないだろうか…」

「鯛が食べたい、鯛が…」

最悪のシナリオが頭をよぎった次の瞬間!

「きてる、きてる!!」

釣りは殆ど未経験という、同期の平さんの竿が曲がっています!!

「おぉ!!」

チームMOMOIのテンションが上がります。

上がってきた魚を見て、周囲が驚きに包まれました!

「アコウだ!」

なんと、めったにお目にかかれないアコウ(キジハタ)が釣れていたのです!

瀬戸内ではその珍しさ故に、高級魚とされており、もちろん味も絶品です。




初めての船釣りで、こんな魚を釣ってしまったら釣りにハマってしまう事間違いなしですね。来月には、きっとマイタックルを購入している事でしょう。

同期に先を越されて、焦りばかりが募ります。

焦ってしまうと、リールを巻くスピードが速くなってしまいます。

ゆっくりとしたリーリングを意識した瞬間、

コンコン、と私の竿にアタリが! 

「きた!アタった!」

周囲の注目が集まります。



その時、

 

ここぞ!とばかりに、バスフィッシングで培ったアワセが反射的に炸裂してしまいました。

「あ!!…やってしまった。」

気付いた時には、私の竿からは鯛の反応が消えていました。

事前にも言われていた様に、鯛ラバではアワセは厳禁です。アタリがあった後も、一定速度で巻き続けねばなりません。



「これが、最初で最後のチャンスだったのかもしれない…」

私は絶望しました。

色々とアドバイスを下さった船長も、「信じられない…」と、言いたそうな顔でこちらを見ています。私は、視線を船の外へと移し、何事も無かったかのように釣りを再開しました。


その後、アタリはありません。



船は移動を繰り返しながら、明石海峡大橋の下を通過します。下から見るのは初めてだったので、そのスケールの大きさに圧倒されると同時に、これを作った人間の偉大さにも気づかされました。




しかし、そんなことに感心している暇はありません。何とか1匹、鯛を釣り上げなければならないのです。チームMOMOIの周囲では、ポツポツと釣れています。状況は決して悪くありません。後は自分次第です。

追い込まれると力を発揮する私は、自分自身を追い詰める為に、

もし、今日ボウズならば、釣りを引退することを心に固く誓いました。

私にはもう後がありません。大好きな釣りを続けるためには、釣るしかないのです。



「頼む。釣れてくれ!」、そう竿先に念を送った瞬間!



竿が大きく曲がりました!!

私のではなく、宮田の竿が!

青物か?と疑うような竿の曲がりです。本日最大のマダイであることは間違いないでしょう。慎重派の宮田は、焦らずゆっくりと時間を掛けて、冷静にリールを巻いていきます。魚の引く力も強い為、なかなか寄ってきません。

そろそろ上がってくるころになり、船上の皆が固唾を飲んで見守ります。

「…デカい!…デカいぞ!!」

なんと上がって来たのは、



70cmもあろうかという、大マダイ!3人の仕掛けとのオマツリを添えて!”



魚も巨大なので、さらに3人とオマツリしていたら重いはずですね。

船上では宮田の健闘を称えて、拍手が巻き起こります。




私自身、こんなに大きなマダイを見たのは初めてだったので、とても感動し、「もうボウズでも構わない」という満足感に駆られていました。

そんな大マダイの余韻に浸りながらリールを回していると、「コンコン」という心地のよいアタリが私の竿に!

今度はアワセを入れず、一定の速度で巻き上げを開始します。「ゴン、ゴン、ゴン」という力強い引きと共に、ずっしりとした重みが、竿にかかりました。「これはノったに違いない!」

と、興奮する気持ちを押さえながら、冷静にリールを巻いていきます。

途中で少し竿が軽くなり、焦りながらも、上がって来たのは39cmのマダイでした。

先程の大マダイには遠く及びませんでしたが、私にとっては貴重な一匹です!





「本当によかった…。」私の心は、釣りを引退しないですむという安心感に包まれました。

やっと鯛ラバを心から楽しめる!そんな気持ちがこみ上げてきましたが、その後はカサゴ一匹を追加し、終了時刻の13:00を迎え、納竿となりました。



この日、チームMOMOIで最大の釣果を挙げたのは原田でした。

序盤こそ、アタリの小ささに苦しめられたものの、徐々に調子を上げ、最終的には50cmのマダイを筆頭に、合計で3匹のマダイを釣り上げました。

船全体でみても、この日の1位タイ記録です。(マダイのことでは無く、同点の意味です!)

あの引きを3回も味わえるなんて、何とも羨ましい限りです!





チームMOMOIの釣果は以下の通りです。



原田……マダイ3

加藤……カサゴ1

宮田……マダイ1

……アコウ1匹,カサゴ2

久世……マダイ1匹,カサゴ1



誰一人としてボウズはいませんでした。まずまずの釣果なのではないのでしょうか。



港に船が到着した後は、目の前で1匹ずつ丁寧に、血抜きと神経締めをして頂きました。

おいしく食べて欲しい、との船長さんの思いが伝わってきました。このサービスに感動です。

「鯛ラバに行く際には必ず大雄丸さんにお願いしよう!」そう心に決めました。



レンタルタックルも利用することが出来るので、私の様な初心者の方にもおすすめです!以下にリンクを貼っておきます!

大雄丸(だいゆうまる):http://www.daiyuumaru.com/



釣ったマダイは、刺身,漬け丼,鯛飯,ソテーにて美味しく頂きました!

自分で釣った魚はおいしさ倍増ですね。






釣って良し、食べて良し、そんな鯛ラバの魅力に、すっかりとりつかれてしまいました。

間違いなくハマってしまう事でしょう…。

早くも7月に、次回の釣行を企んでおります!次回の釣行記もお楽しみに!










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