2017年6月13日火曜日

2017年5月21日輪島釣行

Momoi Fishingの宮田です。
この4月に入社して幸運なことに早くも釣りのお誘いを受けて輪島に行ってまいりました。
昨年に引き続き(http://momoifishing.blogspot.jp/2016/04/2016424.html)ジギング・キャスティングタックルメーカー“HOTS”のフィールドテスターである山田達正氏に船を手配して頂きました。
今回のメンバーは、HOTS山田氏、Momoi中納、原田、高見、宮田の5名です。
私はこれまで釣りの経験がほとんどなく、山田氏をはじめ先輩社員である加藤に道具を一式借りての参加でした。

日時:平成29521
場所:輪島 (石川県)
天候:晴れ
気温:27

輪島に行く1週間ほど前よりPEラインとリーダーラインを結んでラインシステムを組む練習を始めました。両方の特性を生かしつつ、しっかりと固定することはジギングにおいて非常に大切なのだと教わりました。
今回の私のタックルは下記の通りです。
スピニング(メインライン):今年リリース予定のMomoi JigLine MX8 Pro 3
スピニング(リーダー):Momoi Nylon Shock Leader 30LB
ベイト(メインライン):Momoi JigLine MX8  2
ベイト(リーダー):Momoi Nylon Shock Leader 25LB

今年リリース予定のJigLine MX8 Proは適度なコシがありながらしなやかさを併せ持ち、操作性が抜群に高いためライントラブルが激減です。また、新開発のトリプルシリコン加工によりガイドや根との摩擦による劣化を最小限に抑えます。ヘビー釣行のジギンガーの方には特におすすめです。
Nylon Shock Leaderはジギングでは定番のソフト仕上げのショックリーダーです。しかし侮ってはいけません。実はフロロカーボンと同等、もしくはそれ以上の耐摩耗性があり根に潜られても慌てずにファイトができる代物です。


土曜日の朝出発し石川県輪島市に到着したのは午後5時ごろでした。日本海が見えてくるとわくわくする気持ちが抑えられなくなるものでした。



夕方山田氏と合流し翌日の準備をし、決起集会?を行いました。
明日は絶対に釣るぞーーーー!!!



翌日午前4時半、準備を済ませ出航しました。今回お世話になった比咩丸と境船長。何度もそのタモ裁きには救われました。ありがとうございました。

さて当日の海は比較的穏やかで、適度に風が吹き心地よく、まさに釣り日和でした。おまけにその週はブリが大量に釣れているとの情報、さらに前日は強風により船が出れなかったということもありヒットの予感で全員のモチベーションは恐ろしく高かったのでした。



船を1時間ほど走らせたところでストップ。ポイントに到着しました。
皆思い思いにジグを落とします。ミヨシに山田氏、そこから順に中納、高見、私、原田で並んで釣りはじめました。
底の取り方を原田に教わりつつ私もジグを落とします。



Youtubeでの予習や道中の先輩方からのレクチャーを実践すべく必死にジャーキングをしました。海中でジグを動かすには非常に体力が必要で、初心者の私は1度ジグを落として引き上げるだけで筋肉の張りを感じるほどでした。

15分ほど経過したところで私の隣から密かに「来た」という声が聞こえました。なんと高見に早くも当たりが・・・!
格闘すること3分、約7㎏のブリを釣り上げました。
この日1番乗りとなりました。



いやー、初めて目にする青物は実にでかい!!
ほどなくして今度は山田氏の竿に当たりが!!
さも当然のようにブリを釣り上げられました。その後も淡々と釣り上げていき、写真の通り7kgオーバーのヒラマサをGET。本人によれば小さい方と言うことでしたが、私はただただ感嘆していました。
山田氏がヒラマサを釣り上げた際使用していたのはRyujin (日本規格)1.6号にショックリーダー30ポンドでした。通常は7kgクラスの大物を狙うのに1.75号では不安を感じるところですが、そこはMomoiRyujin、十二分にポテンシャルを発揮しました。



山田氏からジャーキングの個人レッスンを受けてから再び獲物を狙います。すると予想だにしなかった出来事が…

「来たーーーー!!!」思わず私は叫びました。中層でジャークしていたところ強い当たりが!!必死に引き上げようとリールを巻き上げます。しかし突然手応えがなくなりました。不思議に思い糸を巻いていくと何とジグが消えていました!!!自分で付けたジグがスプリットリングにきちんと最後まで通っていなかったことが原因だとわかりました。仕掛けを付けるときは最後まで気を抜くべからず、今回身をもって体験した教訓でした。

15分ほどしたところで隣でまたもや竿がしなります。この日絶好調高見の竿がうねりを上げます。さっきよりも大物、正真正銘7kgオーバーのブリをゲットしました。

しばらく誰の竿にも当たりが来ず、場所移動をすることに。
山田氏が魚群探知機を見て得た情報によれば、底から20mに魚の反応がフィーバーしているとのこと。
皆急いでジグを落とします。
5分と経たないうちに山田氏の竿に当たりが!さらに中納の竿にも当たりが!!「このポイントなら絶対に釣れるぞ!」と心を躍らせているとまたしても高見の竿に当たりが来て何とトリプルHIT!!!
1回ぐらい俺たちにも当たりをくれよと恨めしそうに彼らを眺める私と原田のチームK(偶然にも私と原田は同じK市在住)。
三人とも立派なブリを釣り上げました。すごい!



ここで釣り上げなければまずい…チームKの不安をよそに時は情けなく流れ気づけば午前10時。前半戦が終了しました。「諦めたら試合終了ですよ?」スラムダンクのあのセリフがよぎります。

さて気を取り直して後半戦スタート。すると奇跡が・・・!
「来たーーーー!!!」とてつもない重みが私の腕を襲います。今度こそ本当に来たのです。ラインがあっという間に引き出されドラグ音が響き渡ります。当然ですがドラグの本当の意味を知らなかった私には、ドラグ音が鳴り響きラインが手元から引き出される体験は正に初体験。心は完全にフィッシャーズ・ハイ状態で自分で何をしているのかもよくわかりません。「先にロッドを下げるな!リールを巻きながら竿を下ろせ!ドラグ音がしてる時は巻くな!テンションをキープしろ!」どれも初心者の私にとっては難しく苦戦しました。見えない敵と格闘すること約10分。やっと魚影が見えました。でかい!あとひと踏ん張りだ!力を振り絞ります。船長がタモで掬ってくれてようやく船内に上がりました。6㎏弱の小ブリでした。



どうしてこんなに細いラインでこんなにでかい魚が釣れるんだ。もしかして自分はとんでもない商品を作る会社に入ったのではないか。そんなことを頭に思い浮かべ、余韻もそこそこにジグを投入。心の声が確信に変わります。

「来たーーーー!!!」連続で私の竿に当たりが!!さっきよりも軽いけれども、これはきっと大物だ!先ほどと同様に手厚いサポートのもと最後まで取り込むとそこに現れたのはさきほどよりも更に大きい6㎏オーバーのブリでした。ここで着目すべきはラインの耐久力!連続で大物とのファイトに耐えられたのです。(後で先輩方に聞いたら、そんなことはアピールにもならない当たり前のことだ、と言われましたが)今年リリース予定のJigLine MX8 Proは適度なコシとしなやかさを併せ持ち操作性が抜群に良いです。従来のMX8(http://momoifishing.jp/products/pe#section02)の高い耐久性も維持しておりこのような連続したファイトにも十分対応できる仕上がりになっています。リリースが楽しみです。



その後も何回か当たりが私の竿に来たのですが、フッキングに失敗した私のミスであり、ラインの耐久性が落ちることはありませんでした。

13時を過ぎても原田の竿には当たりが来ず、ジグを諦めインチク(HOTSBig Fin) で獲物を狙います。さらに運の悪いことに、刺網漁船が近づいてきて沖から岸側へ移動を余儀なくされました。移動した先で山田氏が呟きました。「ここはインチクで根魚狙いがいいかもしれない」それを聞いたインチクマスター原田、意気揚々と竿を下ろします。このままじゃ終われない、そんな思いが伝わってきます。無情にも時間だけが過ぎる。タイムリミットまであと1時間を切ります。しかしそこは釣りを愛し釣りに愛された男・サンシャイン原田(自称)、決して諦めようとはしない。そしてついに歓喜の瞬間が…!
根魚がヒット!慣れた手つきで釣り上げ確認するとそこには大きなカサゴ!!



とにかくほっとしていた原田と目の前に夢中になっていた私を含めたチームKをよそに、岸側へ移動した後中納・高見は今回新たな試みとしてHOTSとのコラボレーション企画によって、HOTS社より販売が開始された新製品であるSlow Style1.2号と1.5号のテストを着々と進め、知らないうちにアコウとソイをGETしていました。ロッドSlow Styleとの組み合わせも抜群で超低伸度PEであるSlow Styleの性能を十分満喫していたようです。
この新商品Slow Style Vertical PE X8はこの6月より既に店頭に並んでいます。このSlow Styleは中深海ジギングやライブベイトフィッシングにも対応すべく、特別に伸度を3%以下というレベルにまで抑えた超高感度を有するものすごく特化した優れものです。ぜひ一度試して頂ければと思います。



こうして輪島での釣りを終えました。どんなに大物がかかっても糸が切れることは一度もありませんでした。素晴らしきMomoi製品!
船の手配から船上での心遣いなど終始山田氏にはお世話になりっぱなしでした。本当にありがとうございました!
(そして個人的に一言…HOTS南社長、本当にごめんなさい!!)

これを機に私も釣りにはまりそうです!次回の釣行記でお会いしましょう!



今釣行の主なシステム
The system
(中納)
<<<スピニング>>>
メインライン:JigLine MX8 3
リーダーライン:Nylon Shock Leader
ロッド:GIPANG TIDE LEZ 67L
<<<ベイト>>>
メインライン:HOTSMOMOI Slow Style PE 1.2
リーダーライン:Nylon Shock Leader 20LB
ロッド:Slow Style SSS-63L
ジグ:HOTS Debutan 150gシルバーなど 

(原田)
<<<ベイト>>>
メインライン:龍神PE 2.5
リーダーライン:Hi-Catch Fluorocarbon NEO(ピンク)30LB
ロッド:Slow Style SSS-63L
ジグ:HOTS Big Fin 150g RGBカラーなど

(高見)
<<<スピニング>>>
メインライン:龍神PE 3.5
リーダーライン:Nylon Shock Leader 30LB
ロッド:GIPANG TIDE LEZ 67L
<<<ベイト>>>
メインライン:HOTSMOMOI Slow Style PE 1.5
リーダーライン:Nylon Shock Leader 20LB
ロッド:Slow Style SSS-63L
ジグ:HOTS Keitan 150gシルバー
   HOTS Y2ジグ 150gブルー
   Sea Falcon Long Slider 210gなど

(宮田)
<<<スピニング>>>
メインライン : 今年リリース予定のJigLine MX8 Pro 2
リーダー:Nylon Shock Leader 30LB
ロッド : Fangeen SFG60R-ML
<<<ベイト>>>
メインライン:JigLine MX8 2
リーダー:Nylon Shock Leader 25LB
ロッド : Slow Style SSS-64M (HOTS)

ジグ:HOTS Keitan 175g など

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