イトウ釣行
こんにちは、モモイフィッシングの遠藤です。
7月に日本三大怪魚の一角、アカメを狙いに行き見事モモイの怪魚ハンター加藤が釣り上げることに成功しましたが、今回は弊社スタッフ、札幌の坂本、神戸の加藤、東京の遠藤の
3名で北海道にイトウを釣りに行って参りました。
数ヶ月前から下調べを行っていただきどうやらイトウを釣るには猿払川周辺で確立の高いことがわかりエリアを絞り込みました。
私は近所の釣具屋でどういったルアーが良いのかを店員さんに聞きどうやらイトウは何でも食う事が判明したのでありったけのバス・シーバスルアーを持っていくことに。
こうして2泊3日のイトウ釣行が始まりました。
(※少し長文になりますので時間のある時にどうぞ。)
・イトウ釣行初日(R1.11.2)
加藤と遠藤は羽田から飛行機で、坂本は車で稚内へ向かいます。
(空港ではしゃぐ遠藤。まさかこれから向かう北の国で事件が起こるとも知らずに…)
(稚内空港では珍獣・出汁之介が出迎えてくれました。)
(最北端でパシャリ。風が強く海は大シケでした。)
初日は時間が少ないが雰囲気だけは感じておきたいという事で、宿に到着後さっそく近所の川へ。
(この景色の中、釣りができるだけで正直満足感があります。)
軽い下見でしたが、いきなり大問題が発覚します。
なんとハンター加藤のウェーダーが浸水していたのです。しかも両足。
いきなりイトウの洗礼を受けた我々は怯えながら翌日に備え宿に戻りました。
(※宿でウェーダーを借りることができました。女将さんありがとう!)
・イトウ釣行2日目(R1.11.3)
迎えた2日目、昨晩会議を行い朝のフィーディングタイムは定番の猿払川でなくとある
小規模河川に入ることに。
(いよいよイトウ釣りスタート。ルアーを結ぶ手にも力が入ります。)
ビッグベイトを投げてみるもここでは反応は得られず小場所ということもあって早々に見切り2か所目のポイントへ。
次のポイントも同じく小規模河川。
藪漕ぎしながら岸までたどり着き各々キャストします。
何のルアーがベストなのかわからないのでまずは地形のチェックも兼ねてスピナーベイトで広く探ります。
藻的なものがブレードに絡むことが多いのでラバージグでトレーラーにクロー系ワームを
セットし岸沿いやボトムを探ってみますが何の反応も得られず。
というか何もいないぞ、この川。
イトウどころか小魚1匹見当たらない状況に不安を抱いていると近くでエサ釣りでイトウを狙っていたアングラーの竿が大きくしなっている。
坂本が確認に向かうとどうやら80cm程のイトウを釣り上げており、エサはサンマであったとのこと。
イトウいたんですか…
その後当初の本命、猿払川に行くも反応は無く昼食後この日最後の別河川へ。
(イトウで有名な猿払川。河口部は人で溢れていました。)
気付けばもう日暮れ前、残り時間は少ないが夕マズメに期待が高まります。
しばらく投げていると数ヵ所で水面がざわつき出したかと思った瞬間、突然イトウの
ライズが始まった!
ようやく訪れたチャンスを逃すまいと様々なルアーを投げ倒すも無反応。
そういえばプラグを一切投げていなかったことに気付きジャークベイトをチョイス。
イトウの生態は知りませんがなんとなく素早さは無いようなイメージがあったので
ジャークとジャークの間を意識し、ノソォ~とルアーを追いかけるイトウがステイで
パクッといってくれるイメージでアクションを付けます。
対岸の岸際に投げてジャークを繰り返していると浅場から深場の境あたりでロッドが
止まりました。
「おっ!?!?」
と思うと同時にスーッとラインが上流側に走り出しました。
「魚か!?」
と思った2秒後にはフッと軽くなりました。(なぜ合わせなかったのか…)
イトウかはわかりませんが千載一遇のチャンスを逃したその夜、最終日に向けて作戦会議
を行います。
勝負はAM9:00まで。
残された短い時間で何ができるのか…
昼間見たエサ師からヒントを得たハンター加藤は最終日をエサ釣りに切り替えることにし、
セイコーマートで購入した冷凍サンマを使用した伝説のリグ、「サンマテキサスリグ」
を作り上げました。
(伝説のサンマテキサスリグ、通称「サンテキ」。ハリスはショックリーダー35lb。)
各々が勝負ルアー、仕掛けを決め最終日に備えました。
・イトウ釣行3日目(R1.11.4)
迎えた最終日、昨日イトウの気配の濃かったエリアへ入ります。
昨日バイトのあったゆったりリズムのジャーク、時折リズムを変化させつつも
ゆったり目中心に探っていると再びロッドが止まりました。
今度は体が反応、しっかりと巻き合せを行いそのままゴリゴリ巻いてくると水面を滑る
謎の魚…
これは…
イトウだ!!!
3日目にしてついにイトウを捕獲。
しかしサイズが小さすぎる。
これで「イトウを釣りました」と言われても笑われてしまうだろう…
サイズアップを狙いルアーも少し大きめのジャークベイトにチェンジ。
同じようにジャークで誘っているとこの日2度目のバイトはすぐにきた。
すぐさま巻きで合わせるが先程とは比べ物にならない重み。
スピードはないがトルクのある引き、正直この時点でサイズはわかりませんでしたが
首振りの大きさなどから小さい魚ではないと確信しました。
目立ったストラクチャーもないので無理な引っ張り合いはせずヒザを使いながらファイトしていると割と早く魚体が浮いてきた。
「デカい!」
「メーター級だ!」
という声が聞こえ一気に緊張感が増す。
(魚体が見えてからはより慎重なファイト。バラしたら帰れない...)
まるでエイを釣っているような重みに耐えながらいよいよランディング…
かと思ったがある重要なことに気付いた。
「ネットに入らない…」
(一番大事なのはイトウに対応したネットの準備だったのかもしれません…)
一度目のランディングは失敗しましたが坂本にも協力していただき何とかキャッチに成功。
(しっかり水のあるところで針外し・測定を行いました。)
(北の大地で完全に事件起こしちゃってます。)
メジャーでの測定では96cmあるかなー?というサイズだったので95cmと周りの人には申請しましたが、後で指摘されたのですがメジャーの0cm地点を間違えていました。
誤差が43㎜くらいなのでおそらくギリギリメーターオーバーだと思われます。
正直このサイズが釣れたことはいわゆる「釣れちゃった」というやつですがそれでも
価値ある1匹に出会えたことに素直に感動しました。
生かして返すよう時間をかけて丁寧にリリースした後は2人のサポートに回ります。
リミット20分ほど前にハンター加藤のサンマにバイトがあったが惜しくもフッキング
は決まらず時間を迎えました。
このイトウ釣行で使用したラインはMomoi Cast PE 3.0号とMomoi ナイロンSHOCK LEADER 25lbの組み合わせでした。
Cast PEはガイド滑りが良く糸鳴りを嫌うトラウトに対しても特に気にすることなく
激しいロッドアクションを行うことができました。
また北海道の湿原河川では背の高い植物が多くキャスト時にテイクバックが取れない
シーンが非常に多い上、連日強風。
そんなタフコンディションでも飛距離を出しやすいPEラインであると感じました。
リーダーにおいてもイトウのような大型魚を狙う釣りでは必然的に太いものをチョイスすることになりますが、モモイのSHOCK LEADERのしなやかさがルアーの動きを殺さず
最大限引き出してくれたことも釣果の要因であると思っています。
今回初めての初めてのイトウ釣りであのような価値ある1匹に出会えたのは釣行に関わっていただいた皆さんのお陰です!
確実に「釣った魚」ではなく「釣らせていただいた魚」でした。
皆さんご協力ありがとうございました!
(さらば北海道!)
~タックルデータ~
ロッド:XT610-4C(フエルコ)
リール:カルカッタコンクエスト201(シマノ)
ライン:Momoi Cast PE 3.0号(モモイ)
:Momoi ナイロンSHOCK LEADER 25lb(モモイ)
ルアー:X-RAP10s(ラパラ)
:RUDRA130sp(O.S.P)
ちなみに密かに楽しみにしていた漁港でのロックフィッシュは完全ノーバイトでホゲました…。
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