2019年7月17日水曜日

2019年7月17日 高知アカメ遠征


ご無沙汰しております!自称「世界中の怪魚と大親友」、モモイフィッシングの加藤です。



先日Momoiフィッシングスタッフ5名で、日本三大怪魚の一角であるアカメ釣りを行うため、高知県に行って参りました!(`・ω・´)ゞ 今回は標的が標的だけに、東京から自称「シーバスから生まれてきた唯一の人類」である遠藤も現地で合流しました!





このアカメ釣行は、1年ほど前から準備を行っていました。「色々と釣行にも行ってきたし、ここらで幻の魚に会ってみたいよね」という他愛のない話がきっかけでしたが、そこから各人の日程調整、アカメの生態やポイントの把握、アカメ釣行時の注意点、それにタックルの準備などなど、全員アカメ釣りが初めてであったため、かなりの時間を要しました。



タックルやアカメ釣行時のアドバイスについては、HOTS社の南さん・小西さん、Boggy社の儀保さん、Extreme社の小川健太郎さんに様々なご教示を頂きました!ありがとうございました!



シーバスから生まれてきた男は、飛行機で東京から高知へと向かい、神戸から出発する組は車で現地へと向かいました。高知市内の各アカメポイントは、学生時代を高知で過ごした久世が綿密に調べ上げ、非常にスムーズに市内の移動を行う事が出来ました。



11時頃、高知のホテルで集合した後、そのまま久世が調べたポイントに車を走らせます。

ポイントに近づくにつれ、車内では「今日は絶対に釣れない・・・」とシーバス遠藤が、ネガティブな発言をするようになりました。そんなに釣れなそうな状況なのか?と聞くと、「釣りたい!」と思ってしまうと、殺気が魚に伝わってしまうため、それを防ぐためにネガティブな発言をあえて行い、殺気を殺しているとの事でした。



全員で殺気を殺してポイントについた後、各自準備を行います。

私が準備したのは、Boggyさんのロッド、Boggy ENO87S、リールはShimano Twin Power XD C5000XG、ルアーはBlue Blue BORACON150で、全てアカメに会うために用意しました(*´ω`*)



糸は弊社のLureSoul CAST PE 2.5 + Momoi ナイロン Shock Leader 40LBで臨みました(`・ω・´)ゞ CAST PEはオレンジ色の為夜の釣行でも視認性に優れており、他のラインよりも圧倒的に見やすかったです。また、特殊ブレーディング+特殊加工による扱いやすさの為、二日間に渡る釣行も、糸切れなどのトラブルは一切無く、使用する事が出来ました。


各人が周辺に散らばって、キャスティングを行います。ヒュン、ポチャン。と、ロッドが風を切る音と、ルアーが水面に当たる音だけが聞こえます。時折、水面に魚影が見え、「おっ!」と私が声を出しますが、それは自分が使用しているBORACON150でした。BORACON150は、完全に魚そのもののアクションで、私がアカメであったなら200回以上は食いに行っているなと思いました。



ポイントに着いてから二時間ほどが経過し、時合いを迎えます。潮の流れが止まり始めた、その時、竿が一瞬グッと止まり、根がかりかな?と思った瞬間、ガクンと一気に竿が曲がりました!「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!ひらまさ?」と困惑しつつも、フッキングして、リールを必死に巻き始めます。



釣り歴の長い久世や、シーバスから生まれた遠藤は、瞬時にこの引きはシーバスの引きではない「何か」だと思ったらしく、「竿をもっと立てて!」「巻ける状態になったらガンガン巻いて!」と、指示が飛びます。ENO87Sは、強くて柔らかく、魚との力勝負で抜群の威力を発揮しました!



しかし、必死に指示通りやるも、ギリギリギリギリギリ・・・・とドラグが出され、強烈なパワーを感じます。「うおおおおおおおお!!!超必殺、加藤怒りのリール巻き!!!」と夜間なので心の中でシャウトし、ようやく魚体が姿を現しました!パターン青!!アカメです!!!!それに大きい!!!その声に周囲がどよめきます。



シーバスから生まれた遠藤が、フィッシュグリップとタモを手に取り、上がってくるアカメと対峙します。彼はアカメの大きさ的に、タモに入れるのは難しいと判断し、素早くフィッシュグリップに持ち替えて、アカメの口元を捕えると、慎重に浅瀬へとアカメを誘導しました。


今回の釣行では、「アカメに可能な限りダメージを与えないよう配慮する」事を第一優先としていたため、アカメの撮影も全て水中で行い、持ち上げたり、抱っこ持ちなど一切行いませんでした。



ひざ下程度の浅瀬に誘導されたアカメを改めて見ると、大きなタイコ腹に、魚体一面を綺麗なウロコが覆い、キラキラと水面に反射していました。目は光を当てると、ギラギラとその光を反射させ、まさに怪魚の風貌でした。こんな所に、こんな大きな魚がいるのかという驚きがあり、「アカメって本当にいるんだ・・・」とシンプルに感動しました。



興奮とファイトで足をガタガタと震わせながらも、写真を撮影し、川へと還します。

時間にすると、本当に短い間でしたが、言葉では形容しがたい、特権的な時間でした。

アカメは他の魚では喩えられない、覗いてはいけない禁忌を破って、パンドラの箱を開けてしまうような、魅力がありました。



パンドラの箱を開けてしまった、今回の釣行チームは、他の日本三大怪魚と言われる、滋賀県の琵琶湖大鯰、そして北海道のイトウにチャレンジしていくつもりです!(`・ω・´)



今回のアカメ釣行は、アドバイス下さったHOTS社の南さん・小西さん、Boggy社の儀保さん、Extreme社の小川健太郎さんは勿論のこと、弊社スタッフに様々な協力をもらい、釣果に繋げる事が出来ました!この場を借りて、御礼申し上げます!