2018年12月18日火曜日

2018.12.18 太刀魚ジギング釣行



こんにちは。自称「世界中の太刀魚の天敵」、モモイフィッシングの加藤です。

先日HOTS社の南社長・スタッフの小西さん及びMomoi フィッシング9名という大所帯で太刀魚釣行に行って参りました。



陸からの太刀魚釣行は、過去に何度か行った事がありました。しかし、陸から一度も釣り上げる事が出来なかったので、今回は満を持しての太刀魚釣行に挑戦となりました!



早朝に盛和丸船に現地集合し、皆で船に乗り込んでいきます。



船釣りを行う際、私には船上の場所取りにある法則があります。それは、上手い人の直ぐ隣の席を取るのではなく、誰かを間に挟んだ上で、その背後から上手い人のアクションを観察できる位置を取ります。



釣りが上手な人に接近しすぎると、迷惑を掛けてしまう可能性が高まってしまい、私がその人の「ノイズ」となってしまいます。間に誰かを挟む事で、私がのびのびと、晴れやかな気持ちで、上手な人のアクションを真似する事が出来るのです。



勿論、私はHOTS社の南さんが乗船されてから、遠すぎず、近すぎず、という絶妙な距離をジリジリと維持し、自分が望む“定位置”を無事確保する事が出来ました。



ポイントへの移動中、仕掛けを組んでいきます。

太刀魚釣りでは、ワイヤーリーダーを使いテンヤ等のエサで狙う方法がありますが、私はジギングで狙うのでワイヤーリーダーを使う事により喰いが渋くなるのを恐れ、普段通りPEライン(MOMOI JigLine MX8PRO)にMOMOIナイロンショックリーダー(12LB16LB)を入れるという構成にしました。



また太刀魚釣りでは、糸が切られてしまう事が多いという事を聞いていたので、頻繁に糸替えがある事を想定していました。そのため、船上でもノットを組みやすく、またリングにも締めこみやすいナイロンショックリーダーを選びました。揺れる船上で扱い易く、特に踏ん張りの効かない所で、強く締めこめる特徴は、私の中で非常に重要な部分です。



何より弊社のショックリーダーは、フロロカーボンと同程度の耐摩耗性があるため耐久性も高く、最終的にノットを組み直す必要なく、今回の釣行を終える事が出来ました。



ポイントに到着し、一斉にジグを落としていきます。

船上の全員が、自分のラインの行き先を静かに見つめる中、私は自分のラインには目もくれず、南さんが持つロッドを注視していると・・・底を取った南さんがアクションを始めました!その動きを見た私は、南さんの動きを真似する事は出来ないと、瞬時に悟りました。

南さんのロッドの先が、一定の正確なリズムに乗って上下していたかと思うと、突然変則的な動きに変わります。そんな点と点が物凄いスピードで、最短ルートを通って結ばれていく、“直線”を連想させる動きをしていたかと思うと、次の瞬間には、波の動きと同調しているような、ゆったりとしたアクションをはじめます。それはまるで、海面に何かを描くような、クラッシック音楽の指揮を執っているような、統制された動きでした。



一朝一夕では到達できないそのアクションを見ていると、一体今までに何回シャクれば、この動きに辿り着くのだろうと考えました。恐らく地球の人口ぐらい(75億)はシャクらないと、この動きは出来ないと思いました。



南さんのアクションは、まさにオーケストラの指揮者そのものだ!よし!このフレーズは、絶対に弊社のブログのネタに使わせて頂こう!と決めた時、私は初めて自分のラインの行く先に目を向けました。そして、事前に聞いていた太刀魚釣りのコツをもとに、アクションをはじめます。



「太刀魚はアクションが早すぎると、ジグのスピードについて来られないので、ゆっくりジグを動かすと良い」と聞いていました。最初、私は南さんのようなオーケストラ指揮者スタイルで、チャレンジしてみようとやってみましたが、私のアクションは指揮者からほど遠く、真似をすればしようとするほど、路上でカスタネットを不気味なタイミングで鳴らす、不審者になっていきました。



南さんが奏でる“第九”が流れるすぐ横で、不気味なカスタネット演奏を続けていると、突然!ググッ!と私の竿が大きくしなります。「きゃすたねっときたあああああああ!!!」と溢れそうになる喜びを何とか抑え、「あれ?これ何だろう?太刀魚かな?太刀魚って、こんな感じに引くの?」と、平静を装いつつ、じわりと周囲に釣れたアピールを行い、指4本程度の初太刀魚を船上一番乗りで釣り上げました!



釣り上げた太刀魚は、直前で南さんが下さった「HOTS タコベイト付きワイヤーリグ」をぱっくりと食べており、合計9匹釣れた太刀魚の内、7匹がこのワイヤーリグを食べに来ているという驚異的な効果でした!






船長さん曰く、少し渋めの日だったそうで、釣れるときは太刀魚が何十匹、何百匹と釣れるそうなので、是非またチャレンジしてみたいと思っています!




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