輪島釣行記 平成28年4月24日
Momoi Fishgingの加藤です。
入社して3年目。念願の初ジギングを行うため、輪島に行ってきました!
メンバーは、弊社の中納、原田、高見、私の4人です。
ジギング・キャスティングタックルメーカー“HOTS”のフィールドテスターである山田達正氏に船を手配して頂き、更にはジギングのいろはを教わってしまおうという魂胆です。
土曜のお昼に神戸を出発し、7時間掛けて輪島に到着し、先に輪島入りされていた山田氏と合流。
その日は軽く(?)食事を済ませ船長のお宅に一泊。翌日午前5時に出船しました。
前日までの情報ではそこそこブリは釣れているとの事。
早速ポイントに到着し、ジギングをスタート!
私を除いた4人は、慣れた手付きで素早くジグを落とし、ハイピッチで魚を誘っていきます。
私も4人の後を追うようにジグを落とし、アクションを見様見まねで行い、初ジギングがスタート。
しかしなかなか当たりがありません。
僚船からの無線でも反応がいまいちとの情報。最近の輪島では珍しく渋いスタートを予感させました。
しかし、そこはHOTSのテスター山田氏率いるチームMOMOI。
まず魚を釣り上げたのは、山田氏!空気を吸うように、まるで当たり前の事であるかのように、小ブリ(推定約5kg)を釣り上げました。
他の地域では完全なブリと言ってしまっていいくらいのサイズです。
その後も、山田氏はブリ(8.5kg)やマトウダイ、タヌキメバル、様々な根魚を釣り上げていきます。
山田氏の使用ラインサイズはメインが1.2号(MOMOIプロトタイプ)にリーダーが20LB(MOMOIナイロンショックリーダー)というライト仕様。このプロトタイプPEですが、今秋リリースに向け最終テストに入っております。何よりこのテスト版で嬉しかったのは、1.2号でも楽々と青物を上げられる高い信頼性があり、PE1.2号でブリから根魚まで、幅広いターゲットを狙えたと山田さんに評価頂けた事です。
山田氏の動きはキレとバリエーションがあり、アクションする時と止める時の緩急がはっきりとしていて、とてもカッコ良く、初挑戦の私も山田さんと同じ動きがしたい!と頑張って真似をしたのですが、歪なものとなっていました。
竿をブンブン上下に振っては、はっ!と思い出したようにスピニングリールをゆっくりと巻くといった、不自然で不気味なアクションを、船上で一人黙々と繰り返す。
「この動きじゃ釣れないだろうな・・・」と思っていた矢先、突然私の竿のティップが大きく曲がり今まで経験した事の無いような引きに襲われます。
山田氏の次に魚をヒットさせたのは、なんとジギングビギナーの私!
巻けども巻けどもリールのドラグ音が響き糸が出されます。
周りからは「絶対に上げろよ」とプレッシャーが掛かります。
ノットはきちんと組んだだろうか、PEの号数(2号)は十分だっただろうかと不安になりながらもなんとか巻き上げ、上がってきたのはなんとなんと7キロのヒラマサ!
船上で行っていた私の不気味なアクションとビギナーズラックが相まって、私の操るジグは、どうやら魚に魅力的に映ったようです。他の弊社スタッフを差し置いての大金星で船上が一気に湧きます。
ここから中納、原田と続けてアタリが来ますが、原田は1回目のアタリで糸を切られ、2回目のアタリで魚をバラしてしまい、原田の目からは、完全に光が失われ、まるで感情のないロボットのように、山田氏から教えて頂いたアクションを、ひたすら続けるもヒット無し。
しばらく誰にもアタリが来ず、船上には波の音と船のエンジン音だけが聞こえ、時間だけが静かに流れます。そんな出口の見えない嫌なムードが船上を覆っていた、まさにその時、「よっしゃあああああああ!」と、日本海全域に聞こえたのではないかという声量で、雄叫びを上げたのは、原田。
原田の竿は直角に近い角度で曲がり、原田が捕えた獲物が大きい事が直に解ります。
原田は時間を掛けて必死の形相で魚と対峙し、三度目の正直で魚はタモに収まりました。上げた魚は9KGのブリ!この釣果は、原田の自己ベストを更新。
後半戦に入り、山田氏は根魚から青物まで、ジグや仕掛け、アクションを変えて、釣果を上げていき、中納も後半戦まででガンドを4本、原田もガシラ等の根魚を中心に釣り上げ、私もガンド、フグ等、順調に釣果を伸ばして行きました。
そんな中、ブリ10KG以上とヒラメをターゲットとしていた高見だけが、まだアタリを引いていません。
高見は過去に中納とカナダでマグロ300KG(700lb)を釣ったり(中納は450kg以上(1000lbオーバー))、韓国や日本各地、あらゆる場所で釣りをした経験があります。
そして、釣りに出れば、1匹も釣れなかった経験は一度もないという彼女ですが、後半戦に入っても釣果は0。
彼女の連勝記録も、この輪島で終わってしまうのではないか。
しかもこの日は寝不足で船に乗ったせいか船酔いグロッキー状態。
満身創痍でのジャーキングが続きます。
分厚い雲が輪島を覆い始め、気温が下がり、風が強くなってきた中、「あれ?何かきた?」と隣で釣りをしていなければ、日本海の荒波にかき消されてしまいそうな小さな声で、高見はアタリを告げました。
終盤戦に入り、腕も上がらなくなった状況の中、必死でリールを巻き上げ上がってくるであろう獲物に胸を躍らせます。
ここでまたもや船上に歓声が・・・。
高見が釣り上げたのは、なんとターゲットにしていたヒラメ
!!!
船上でヒラメを釣り上げた高見は、釣り上げたヒラメよりも激しい動きで、船上で喜びを爆発させています。
重量も3㎏と申し分ありません。
その後風も強くなってきた為根魚ポイントへ移動してお土産を補充。
またまた私はビギナーズラックにより美味しいアマダイをゲットしタイムアップを迎えました。
輪島ジギングを終えてみると、全員が必ず何かを釣り、そのほとんどが自分のターゲットにしていた魚という非常に良い結果となりました!
もっともっと大きな魚を、ジグで釣ってみたい!と思うきっかけとなった、輪島ジギングでした!
今回はジギングに大事な底取りもマスターし、ジグを1つも無くす事無く釣行を終えました。
輪島のジギングはメインサイズがPE4号クラスですが、今回はテストを兼ねて全体的にサイズを落として臨みました。この日は終わってみれば他船ではここ最近ないほどの悪い釣果で食い渋りが激しい1日であったのですが、我らの結果はプロトタイプの1.2号を含め、ショックリーダーの威力と合わさり上々の釣果となりました。
信頼性の高いラインで今までよりも数段ラインサイズを落とした事が結果につながった様です。
最後に、魚の全般的な知識から、現地の美味しいレストランまで、様々な事を教えて下さったHOTSフィールドテスターの山田氏には大変お世話になりました!本当にありがとうございました!
主なラインシステム
山田氏:メイン Momoi プロトタイプPE 1.2号
リーダー:Momoi ナイロンショックリーダー 20lb
中納: メイン Momoi JigLine MX8 3号
リーダー Momoi ナイロンショックリーダー 40lb
原田: メイン Momoi JigLine Takumi 3号
リーダーMomoi Hi-Catch Fluorocarbon NEO 40lb
高見: メイン Momoi RYUJIN 3号
リーダー Momoi ナイロンショックリーダー 40lb
加藤: メイン Momoi JigLine MX8 3号
リーダー Momoi ナイロンショックリーダー 40lb
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